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​指導方針

国語】

国語はすべての教科の柱です。勉強が出来ない生徒はまず例外なく国語が出来ません。

国語力は、育ってきた環境に大きく依存すると考えられています。例えば読書習慣がなかったり、相手の意見と自分の意見を戦わせる経験が少なかったり、色々です。

まだ小さいお子様をお持ちの方は、是非、読書や会話の相手になってあげてください。

国語においては、まず何をおいても語彙力が必要です。

英単語を知らずに英文は読めません。

また、人間は、その人の持っている語彙以上のことを思考することは出来ません。

小学生は、宗教と科学・善悪の論理的問題について考えられないということです。

まずは言葉の意味をしっかりと把握すること。それが肝要です。

授業では、文章に出てきた単語の意味の確認、その対義語・類義語までカバーします。

何度も説明しますのでしっかりと覚えてください。

 

次に大切なのは論理の把握でしょう。

接続語、助詞が文章にもたらす効果を、簡単な文章から順番に学んでもらいます。

対比・比較・類推・具体・抽象という基本的な構造も知っておく必要があります。

その点はプロジェクターを使ってガンガン俯瞰的に把握してもらいます。

「段落Aと段落Bはこんな関係なんだよ」ということを視覚的に一発で分からせます。

国語に慣れてきたら、さらに難しいことにも挑戦してもらいます。

語彙については、辞書の意味だけではなく、文章において、その言葉がどのような特有の意味記号・意図・ニュアンスをもって使われているかまで理解してほしいのです。

さて、入試において、答えは一つです。社会的な事柄(例えば環境論・幸福論など)を扱う評論では、現実社会では決して答えは一つではありません。様々な意見が出て、正解など無いのかもしれません。では何故、入試においては答えが一つになってしまうのでしょうか。

「国語は筆者の意見に即して答える教科だから」というのが半分正解でしょう。

しかし、もう一点あります。

「国語の問題は、問題作成者が何らかの意図をもって作成している」ということです。

問題作成者は解答を一つに絞るために、設問中に様々な仕掛けを打っています。設問の意図を知ることで、その仕掛けを逆算することが出来るのです。

入試問題で書かれていることなど、大体が同じものの焼き直しです。

言い換えれば、「常識」です。

環境についての評論なら、「人間は自然より上だと調子に乗ってるから反省しようね」だとか、

空間についての評論なら、「日本的な空間認識は、その曖昧さを重んずる文化が関係している」だとか、一般的で叩きどころのない無難な着地点のものなのです。

この着地点は、評論を何度も読み解くうちに自然と定着していくものです。

塾長は元小説家です。1・2年生は選択教科ですが、受講しないと勿体ないですよ!

【数学】

数学については「スピード」・「正確性」・「論理的思考力」を柱に指導します。

数学はセンスだと言う人がいますが、空間図形の問題以外は努力することでマスターできます。

近年の生徒を見ていますと、昔と比べて圧倒的に計算スピードが遅いです。

入試はスピード勝負です。

難解な問題に少しでも時間を回すためにも、大問1にあるような計算のみの問題はすぐに解けるようにします。難しい問題においても計算に時間をかけている場合ではありません。

計算が遅い生徒の特徴は、学校で習った通りにしか解けないということです。

 

具体的に言うと、余計な途中式が多いです。勉強の初期段階においては、たしかに正確に解くためにも途中式はキチンと書くべきです。しかしながら、いつまでもそのような事をしていると、脳が鍛えられません。暗算をするのです。もしくは、よく出る計算の解は暗記するべきです。

九九は暗算しているのに、12×5や、15の2乗は何度問題に出てきても覚えない。これではいけません。暗算や暗記をすることで得られるメリットは計り知れません。先程あげた、時間効率の点、脳内に数式を描く想像力がつきます。

当然、数学は計算だけではありません。計算は問題を実際に解く際の道具に過ぎません。

数学とは、ある物事から要素を抜き出し、別の物事へと適用する教科です。その逆もあります。

私は「文系」という言葉はあまり好きではありません。便宜上使うこともありますが、数学ほど論理に忠実な教科はありません。

数学とは、「Aは分からない。でもBは分かっている。そしてAとBにはCという関係がある。よってCとBを使ってAを出そう」という試みに他ならないのです。

数学に親しみのない生徒については、図を用いたり、具体例を用いたりすることで粘り強く対応します。

苦手意識が多いのもこの教科の特徴です。私も、大学入試まではチンプンカンプンでした。

数学が大嫌いでした。しかし、それでも成績で5は維持していました。分からないなりに、これはこう解くんだ、こう解いてみたら上手くいきそうだ、という反復に裏付けされた経験も大いに武器になります。数学が苦手でも5はとれます。苦手意識を捨てましょう。

【英語】

英語は、中学1年生の文法が非常に重要な単元です。

数学や社会や理科では、ある程度単元で別れていますので、1年生のある単元が苦手でも、2年生のある単元で点が取れます。

(地理は苦手だけど歴史は出来る・平安時代は苦手だけど鎌倉時代は出来るなど)

 

しかしながら、英語は1年生の学習内容がしっかりと身についていないと、それ以降は壊滅します。

英語は言語であり、繋がりのある教科だからです。

例えば英作では、文章の中に1つでも間違いがあれば✖です。

「複数形になっていない」

「副詞の位置がおかしい」

「時制が間違っている」など様々です。

数学や理社でも1つ間違いがあれば✖ではないかと思われた方もいるかもしれませんが、

それらは先程いったように、設問の独立性が高いのです。

公民の問題を解くのに地理の知識は必要はないということです。(全く必要がないとはいいません)

ですので、中1単元のどれか一つでも欠ければ、英語は終わりだと考えています。

中1単元は、be動詞の正確な意味、be動詞と一般動詞の違い、否定文・疑問文の作り方・品詞の性質

など、2年生以降の発展的な内容の下地となる知識のオンパレードです。

途中入塾生で英語が出来ない生徒は、まず間違いなくbe動詞と一般動詞の違いが分かっていません。これは中3生であってもです。

驚くべきことです。「なんとなく単語を並べる」ということを続けてきた結果でしょう。

1年生から塾に通ってくれている生徒には、しつこい程に文法事項を説明したり、逆に説明させたりもします。中1内容が理解できればそれ以降は楽勝です。

生涯、英語で悩むことが無くなるように指導します。

【社会】

社会は、入試傾向では、地理・歴史の融合問題がよく出題されるようになりました。

いわゆる、「思考力を問う問題」で、「暗記教科」というものから脱却しようとしているように感じます。

しかしながら、結局のところ、社会は暗記教科です。

特に定期テストにおいては、どれだけ覚えているかで点数が決まります。

ただし、闇雲に覚えるのではなく、「理由」や「予備知識(雑学)」も一緒に覚えることが大事です。

例えば、「日宋貿易の拠点となった港はどこか?」という問題が出たとします。

答えは「大輪田泊」(現在の神戸港)ですが、宋(中国)との地理関係を考えれば、博多港と答えてしまいそうです。

塾では、人物名が出た時には最低1つエピソードを紹介します。

まず、日宋貿易は平清盛(とその父)が行ったものです。

平清盛について、実際の授業の進行を例に挙げます。

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平清盛は、保元の乱において源氏と共に後白河天皇に味方し、武士で初めて太政大臣となった人物です。清盛は武士としての実力だけでなく、政治や経済にも秀でていたため、宋との貿易を推進し、莫大な富を築きました。政治勢力を拡大するためにはお金が必要だったんですね。

さて、A君、日宋貿易で拠点となった港はどこでしょう?

A君「博多ですか?」

残念。実は大輪田泊、神戸港です。

博多の方が中国と近いんだけれど、当時の政治の中心は京都でした。清盛的には、京都から離れてしまうと、政敵を監視できないので、出来るだけ京都に近い所で貿易がしたかったのです。

そこで清盛は神戸に目を付けました。港を作るのは大変だったけれど、京都の様子を探りながら、多くのお金を得て、平氏の全盛期を築きました。

宋からの珍しい品物や、朝廷への献上金も手伝って、清盛は出世し、武士として初めて太政大臣になりました。娘を天皇の妃にしたり、平氏の政治勢力は盤石となりました。

また、日宋貿易では宋銭を輸入しました。宋のお金を輸入したんです。

当時の日本は、絹を基本としたもので、今のようにお金は流通していなかったんですが、清盛が宋銭を流通させたことで貨幣経済が発達しました。

あとは、中国からの経典が伝わったことで、次の鎌倉時代に鎌倉新仏教と呼ばれるたくさんの宗派が誕生することになりました。

・・・(略)

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いかかでしょうか?

平清盛で覚えておくべきことは

・太政大臣に就任

・日宋貿易の推進

・壇ノ浦での滅亡と鎌倉時代への影響

ですが、機械的に覚えるより、このようにエピソードを語ることで覚えやすくなります。

歴史の出来事には、必ず理由がありますし、その出来事の結果として次の出来事が起こるのです。

このような因果を学ぶのが社会攻略のポイントです。

【理科】

理科についても、暗記科目という面があります。

しかし、プロジェクターを活用し、「細胞の構造」「イオンのイメージ図」「天体の動き」などを視覚的に理解させることで理解を深めます。

定期テストでは暗記だけで90点は取れますが、受験ではそうはいきません。

​中3になった際に、応用問題が解けるように頻出問題を何度も演習します。

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